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思い込みの弊害

思い込みの弊害

「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。」
ニーチェの言葉です。

上司と部下のコミュニケーションにおいて
思い込みによる齟齬は日常茶飯事だと思います。
例えば、部下に資料作成の依頼をしたとします。
参考になればと、過去に上司が作った資料の雛形を部下に渡しました。
しかし、部下から上がってきた資料は、雛形を全く踏襲しておらず、そればかりか、まったく主旨を捉えていないような出来栄えで結局自分で全てやり直した。
など意図したことが、部下に全く伝わらないんですと途方に暮れる上司の方は少なくないかもしれませんね。

一方、この部下からすると、上司が示してくれた雛形はあくまで参考だから、これをそのまま踏襲したら、パクりになるからダメだろう。
自分で考えて作らなければならない、と思い込んでいたとしたら・・・

このような、思い込みによるコミュニケーションエラーを解消するには
自分が正しい・こうだろうと思っていることを、疑う切り口を持つことです。

ザックリと申しますと笑
①自分がこうだと思っていること(またはこうあるべきと思っていること)と実際に起こった事のギャップをみつける

②相手に自分の解釈を表現したり質問する

③相手の言動の意図を理解する

という流れです。

先ほどの例で置き換えてみると
①上司は雛形を踏襲して資料を作って欲しい、部下は雛形を踏襲してはならないと思い込んで資料を作った

②上司は、過去の資料のまとめ方を参考にすると構成がわかるからそれを真似て資料を作って欲しかった。部下に参考資料をどう使ったか質問する。

③部下としては、参考資料を真似したかったが、手抜きと思われるかもしれないという恐れがあった。また構成を真似しようという発想がなかった。

という感じになります。

このプロセスを経ると、自分と他者の捉え方は必ずしも同じではないということに気づき、事象をひとつの視点から見る(自分が見やすい見方)だけではなく、様々な視点から見ることができるようになっていきます。

自分の経験や見聞きしたことがすべてではなく、相手と意見を交わし、確認しながらコトを進めていくことが
最も合理的な判断と言えるのかもしれませんね。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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