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リアリティ・ショックを味方に付ける

リアリティ・ショックを味方に付ける

研修やコンサルティングなどでよく伺うお悩みのひとつに、
新入社員の早期離職があります。
早期離職を促す大きな要因として、
「リアリティ・ショック」と呼ばれるもので、8割の新入社員が経験しているといいます。

リアリティ・ショックとは、入社前に抱いていたイメージと実際に入社してからの現実の間に大きなギャップを感じ、働くことや職場に対してネガティブな感情を抱いてしまうというものです。

その内容は、「報酬・昇進」「仕事のやりがい」「人間関係」「働きやすさ」といったもので、「楽観的・非現実的な、キラキラした期待と厳しい現実のギャップ」もあれば、逆に自分の力を過信するあまり「ぬるくてつまらない」というものなど、多岐に渡ります。

人を育むためにかけた労力を鑑みると、正直言って
「こちらの労力も少しは考えてよ・・・(T_T)」
と肩を落としたくなるかもしれませんね。

上司,部下,禁句

何かとマイナスイメージが先行しがちな
リアリティ・ショックですが、使い方によってはプラスに転換することができるそうです!
リアリティ・ショックの根本理由のひとつは「事前の情報不足」と、そこからくる「認識の甘さ」になります。

これらを解消するアプローチをすることで
・自ら克服しようと考え、学習意欲に繋がる。
・上司や同僚、あるいは他のところにアクセスし、情報を集めることで克服しようとする。
ということができるようになります。

ポイントとしては
●「コツを教えてくれた(ので勉強になった、成長した)」と認識させて、学習意欲を高める
ノウハウを教えるからね、と明確に伝えてから教える→できることで教えてくれた人への信頼感や、「もっと」という意欲になる。

●指導する側のできなかったことができるようになった話をする
「自分だけじゃないんだ」と感じさせることで、自分の能力不足ではなくて、時間や回数が少ないからだと認識させる。

ギャップ,教材,成長

これらを意識することで、社会人としての入り口である「職場と組織への適応力」がつけることができます。
「どのように仕事をしていくのか(=ジョブ・デザイン)」を自ら考え出すことで、本人が納得できる働き方を見つけられるとも考えられます。
これが私たちがスタッフに求めている、主体性や積極性につながるように思います。

教える側の役割としては、新人さんに目の前の仕事ではなく、複雑な経験やそれを克服したという自信をつけさせる、というように広義で仕事を捉えることが大切なのかもしれませんね。
忙しいとつい、目の前のタスクに注力しがちになってしまいがちですが、
視座を引き上げる着眼点も持っておくと リアリティ・ショックを味方につけることができると思います。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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